日 時:2024年11月7日(木)13:30~16:00
場 所:岩国市民文化会館 展示室
講 師:稲垣文彦氏(NPO法人ふるさと回帰支援センター 副事務局長)
対 象:地域づくりに興味のある人
〇内容
●玖珂・周東地域
・課題
高齢化率は玖珂約30%、祖生約50%。免許返納による交通弱者問題。
空き家問題。岩国市の空き家は1万3千(抽出調査)、玖珂は不明だが、祖生は661件中139件が空き家。
・ありたい姿
錦のような姿にしたい。若者が住む活気あるまちを作りたい。最低限のインフラのキープ。
・明日から行う3ステップ
A:集落点検・アンケートをし、報告会で地域の人に知ってもらう。そのうえで、話し合い、青写真を提示しプランを作る。そのプランに対して解決策、情報を提示。
B:ウォーキング等の際に挨拶。集団清掃等に参加。自治会活動に積極的に参加。
C:空き家調査を行い、危機意識を持ってもらうために集落通信で周知。自分が楽しく生活。散歩をする際に挨拶。
D:具体的な情報を出し、参加しやすい自治会活動を作る。隣り近所と挨拶。さらに、隣りの隣りとも繋がりを持つ。
E:回覧板で周知し、お茶・お菓子を用意した雑談会を開く。(見かけた人などによる和の広がりが狙い。)老若男女問わず、集まってくれた方を等しく受け入れる。若い世代を中心に自治会活動に誘う。
●旧岩国・由宇地域
・課題
若者の流出、雇用人口減、飲食店・商店・レジャー施設、病院等の不足、PR不足(観光、施設、自然など)
・ありたい姿
20~30代の人口増加、企業の誘致、歴史的建造物の価値を上げる、町並みの保存、戸建てとマンションの共立、商店・病院の充実
・明日へのステップ
仲間づくり、周囲の人との会話、周辺清掃、観光客とのコミュニケーション、健康体操、ボランティア活動、挨拶、健康寿命延伸、できるだけ外出、話し合いに参加
●やましろ地域
・課題
少子高齢化・過疎による担い手不足、空き家・休耕地問題、商店・病院・働く場所不足
・ありたい姿
自然ファースト、たくさんの人が来てくれる地域、住んでよかったと思える地域、故郷に帰ってこれる街、子育てしやすい・したくなる街、伝統文化の継承
・明日からやること
空き家問題の解消。移住応援団と行政の情報共有。
家の数を減らしたい。外からの移住者を増やすのではなく、Uターン、Iターンができるようにしたい。
サロン、手芸などで人が集まれる場所を作る。支援だよりで地域の情報をこれからも届けていきたい。
現状維持。今あるコミュニティを継続。「住みやすい町」の情報提供。
耕作放棄地の管理。自身の土地だけでなく、気づけばやっていきたいが、一人では限界がある。市やJAに支援して欲しい。
人口流出を減らす。コミュニティをしっかりとする。特産品のPR。
〇アンケート結果
1.ワークショップはいかがでしたか
大変ためになった 10
ためになった 7
ためにならなかった 0
2.講座の内容はいかがでしたか
大変満足 7
満足 10
普通 0
満足しなかった 0
3.宿題から出た課題で他地域と同じ課題がありましたか
はい 16
いいえ 1
4.具体的にどんな課題でしたか
つながりが少ない 1
人口減少(過疎化)6
話し合い 1
少子高齢化 7
空き家問題 5
耕作放棄地の増加 1
移住 1
5.今後、課題を解決するためどう行動したらよいか最初の一歩を考えてみましたか
声かけ、話し合い、人に会う、だれでも参加できる懇談の場づくり、コミュニケーションをとる、周りの人と話を始めていく等
6.あなたは住んでいる地域のことをよく知っていますか
よく知っている 7
あまり知らない 10
7.住んでいる地域をより良い地域とするために、今後重要と思われる分野はどれですか
観光振興 0
産業振興 2
福祉・医療の充実 1
文化の振興 3
農村・漁村の振興 2
生活基盤の整備 5
防災対策 3
交通機関の利便性 2
住民の意識改革 7
8.研修したことを参考に地域住民と話し合ってみますか
地域住民全員と話し合ってみる 3
主だった地域住民と話し合ってみる 13
話し合うのは難しい 0
9.あなたのことを教えてください
10代 0
20代 2
30代 1
40代 1
50代 4
60代 2
70代 4
80代 1
錦見 1
由宇 1
麻里布 1
美和 3
柱島 1
通津 1
美川 1
御庄 1
南河内 1
祖生 1
周東 1
玖珂 1
錦 1
やましろ 1