日 時:2021年9月15日(水)18:30~20:30
場 所:オンライン
講 師:尾崎昭仁氏(NPO高知市民会議職員)
参加者:9名
●内容
「仮想のまち」で小学生が偽ハローワークやお店体験、地域通貨をもらって税金を払い、地域の課題を見つけ、起業して収入を得る→税金を払うという「まちの仕組み」を体系的に学び、市長、議員選挙を実施し、議会を開催する。
2009年から始まった「とさっ子タウン」で体験した小学生が成長し、高校生、大学生がこのプロジェクトに関わり、県外に出た後もUターンして地域に帰るという仕組みづくりの事例を学んだ。
高知市民活動サポートセンターの課題が開設10年ごろに浮き彫りになり、センター利用者が退職後にボランティアをしている中高年、自治会等で活動している人が主で高校生や大学生、若い人の利用がない。原因は次世代を育てる事業がない、子ども若者が参画できる事業がないということに気づき、こども若者を対象とした事業を考え、子どもが運営する「とさっ子タウン」の企画をすることになった。学生ボランティア約100名、実行委員(学生・社会人)70名、専門家120名、総勢290名を越えるスタッフで運営している。
特に若者の参画で大切にしていることは、
①若者の役割を明確にする
②重要なポジションは若者に託す
③責任や負担は事務局が負う
④対等な立場でコミュニケーションを取る
⑤高校、大学に期待しない
などである。
この事業の目的は高知ならではの仕事や文化、遊びを楽しく体験、異年齢間のコミュニケーションが生まれる場、社会の仕組みを知ってもらうということだそうだ。
●アンケート結果
・今回の研修はいかがでしたか。
非常に参考になった 3
少し役立った 1
難しくて分からなかった 0
・地域で若者を巻き込むために困っていることは何ですか。
接点がない
若者が興味を持つような取り組みが行政、団体等で行われていない
その地域の若者と触れ合う機会が少ない
若者との接点が見当たらない
・これからのまちづくりを考えるとき、若者層の積極的な参画を望むには何が必要ですか。
何か楽しそうと思わせること
若者が楽しそうと感じる事業
若者が主体的に運営できる組織作り
魅力あって必要なイベントの立案
・今回の研修で、どのような事が印象に残りましたか。
尾崎さん含めて「とさっ子タウン」にかかわる全員が前を向いていること。自分の為ではなく、地域の為に行動を起こすことの重要性を感じた。
若者・子供が主体的にイベント運営をしている
継続する為の組織作りの大切さ