【協働のまちづくり出前講座】災害から身を守る天気予報の見方・使い方

日 時:2021年9月8日(水)10:00~11:30
場 所:周東中央公民館 多目的ホール
講 師:山本昇治氏(KRY山口放送㈱ 気象予報士)

参加者:45名

●内容

 講師自己紹介。

 天気図の見方について。

 今年の夏は秋雨前線が出現し、異例の長雨が始まった。近年、大雨は増加傾向にある。原因は海面水温の上昇傾向にある。気温が1℃上がると、大気中の水蒸気量は7%増え、積乱雲が発生しやすくなる。海水温が1℃上がると水蒸気の蒸発が盛んになり、降水量も13%増える。

 気象災害に備える。①自分の地域のことをよく知る。(危険個所や避難ルート)②情報の意味をよく知る。(カウントダウン方式対応を想定)③率先して行動する。(最終的には「逃げるが勝ち!」)

 数字で災害の危険度を読む。最大瞬間風速35mは、立っていられない風。予想雨量1時間に30ミリは、土砂災害危険地域は避難を。1時間に50ミリ以上は、滝のように降る。1時間に80ミリ以上は、大規模な災害発生の恐れがある。

 気象災害は進化(変化)する。高齢化や過疎化、宅地開発や都市化。防災情報の変化。

 「災害は忘れた頃にやってくる!」「ここには来ない!一度あったからもうない!は危険」忘れずに避難行動を心がけよう!

 KRY山口放送㈱ではdボタンを活用してもらい、刻一刻と変化する情報をキャッチしてほしい。

●アンケート結果

・性別

 男性  11

 女性  20

 未回答 1

・年代

 20代 1

 30代 2

 40代 2

 50代 2

 60代 7

 70代 15

 80代 3

・お住まいの地域

 岩国地域 8

 周東地域 15

 玖珂地域 4

1.今回の研修内容についての感想をお聞かせください。

 非常に参考になった    17

 参考になった       12

 あまり参考にならなかった 0

 その他          0

2.今回の研修で「天気予報」はどのようなことに役立てますか?また、印象に残ったことは何ですか?

 台風情報、農業、災害対策、新築工事、気象災害、早めの避難、事前準備等。

 タイムラインという考え方、危険への想像力や行動力、「貧困な想像力はそれ自体が災害である」、「逃げるが勝ち!」等。

3.もし災害が起きたら、すぐに取り掛からないといけないことは何ですか?

 避難、状況を把握、命を守る行動、周りの人と連絡しあう、落ち着く、安全確保等。

4.もしもの時、家族、親戚、ご近所、自治会と誰を頼りにしますか?(複数回答可)

 家族  23

 親戚  5

 ご近所 13

 自治会 8

5.連絡網は準備されていますか?

 連絡網がある 13

 連絡網がない 14

 今後つくる  3

6.非常時の連絡手段はどのような方法がいいと思いますか?(複数回答可)

 手帳に書き、持ち歩く        8

 パソコンの住所録からメールする   2

 電話をする             22

 自主防災組織から連絡があるのを待つ 4

 その他               6 (足を使って連絡、LINE、伝言ダイヤル、近所の人に場所を伝えておく)

7.普段より隣近所の方と親しくコミュニケーションがとれていますか?

 とれている          23

 とる必要がない        1

 今後コミュニケーションをとる 4

8.その他、ご意見があればお書きください。

 災害に関心を持つよう心がけていく。

 とても分かりやすく、まとめられた講演だった。

 三訓を忘れずに日々過ごしていきたい。

 帰宅したら避難準備品の見直しをしようと思う。

 自分の命は自分で守ることを心がける。

 生活に欠かせないお天気がより身近になった。

 もっと資料がほしかった。